スマホ等の利用で疲れ目へのリスク、ブルーライトなど被害とは?
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テクノロジーは素晴らしいですが、こういった電子機器は、視力の低下や焦点のが合わなくなったり、網膜の損傷などを引き起こす可能性があります。現代では、 大人も子供も、パソコン、スマートフォン、タブレット、テレビ、ゲーム、などのガジェットを毎日使用しています。その中でも特に、夜間に、バックライト付きのLEDスクリーンを見ると、ブルーライト等の影響が視力の低下を招きかねません。
スマホなどの電子機器利用での目への被害
デジタルデバイスへの過度の露出の潜在的な結果には、Digital Eye Strain(DES) – コンピュータや電子機器を毎日2時間以上使用していることにより生じる視覚や目の問題を表す用語です。この症状には、眼の疲れ、頭痛、充血、ドライアイ症候群、ぼやけ、首/肩/背痛が含まれます。こういった症状は、機器使用時の姿勢の悪さから来るものも多くあります。
まず下記の症状があるという方は、一度眼科にかかることをお勧めいたします。
こんな症状は危険信号
・乾燥や逆に涙が止まらない
・かゆみやほてり
・ぼやけた視界
・頭痛
・肩こり
・焦点が合わずにぼやける
・光がものすごくまぶしく見える
1. メッセージの長期的なやりとり
電子機器(特にスマホ)を使用した継続的にメッセージのやりとりをすることは、乾燥、目の疲労、頭痛、近視や遠視などの視覚問題を引き起こすこともあります。これは、スマホが目とちょうど良い距離になく、近すぎたり電話画面を見ている間に集中し過ぎて十分にまばたきがされず、小さい文字を見続けることが原因です。
2. コンピュータビジョン症候群(Computer Vision Syndrome、CVS)
CVS(CVSについてはこちらでも説明しております。)は、電子機器のディスプレイを集中的に長時間見続け、まばたきも減ることから起こる場合が多く、目の疲労感、頭痛、ドライアイ、二重に物が見えたり、ぼやけたり、目の周りがぼんやりと腫れぼったかったり、かゆみなども引き起こしてしまう症状です。
3. 頭痛や首から頭の凝り
デジタル機器を長時間使用すると、眼の疲れから頭痛を引き起こすことがあります。画面の色合いなどが問題です。目が一点を集中してみようとすることで、筋肉が疲れてしまい痙攣するのです。
4. 網膜損傷
(HEV)は、LEDスクリーンなどのデジタル機器から放出される青色/紫色の光です。刺激が強く、直接長時間当たると、目の網膜の損傷が起こる可能性があります。
5. 白内障のリスク
デジタル機器からの青の光と白内障発症の増加との間には関連性があると言われています。まだまだ多くの研究が必要ではありますが、医師は、30代半ばの患者の中には、70歳以上の患者と同じレベルの白内障になる患者がいると報告しています。デジタル機器からの影響なのです。
6. 眼球偏頭
数時間にわたりテレビ画面の前に座ったり、携帯電話などでゲームをしたり、強い蛍光灯の下で電子書籍を読んだり、コンピュータを長時間使用すると、目や網膜の痛みを感じることがあります。痛みだけでなく、短時間の失明状態に陥ったりすることもあるので、注意が必要です。
7. ドライアイ
コンピュータを長時間使用し続けると、目が乾燥しきってしまいます。ドライアイの他の症状としては、光に敏感になったり、逆に涙が止まらなかったりということもあります。放置しておくとドライアイが視力に影響を与えるので、コンピュータ用のメガネの着用など、自身でできる対策をとった方がいいでしょう。
8. 子供への影響
電子機器を頻繁に使用している子供は、成長後に視力の急激な低下など、リスクが高くなります。機器の使用を最小限に抑えるのが勿論いいのですが、難しい場合は、大人と同様、コンピュータ用メガネの着用をお勧めします。デジタル機器にあまり触れない子に比べると、使用率の高い子供の視力の低下は著しいと言われています。
電子機器による疲れ目を予防する 10の方法
目の病気や症状の予防を9種類ご紹介いたします。
1. 光の加減も大切なので、頻繁に使用するデバイスを防眩スクリーンなどに変え、光の反射が調節できるようにしてください。
2. 「20-20-20」のルールに従って、目のストレッチ運動を行いましょう。20フィート(6メートル)離れた場所を20分ごとに20秒間見てください。
3. 可能な限り、目から話して携帯電話を持ちましょう。遠すぎて見にくいのはこれもまた目に悪影響を及ぼしますので、適度な位置を保つことが必要です。
4. 画面の明るさを、周囲の明るさに合わせて調整します。
5. 画面を遠すぎず、近すぎず、手を伸ばした位置くらいに設置します。
6. 体もそうですが、目を休めるためにこまめに休憩を取ってください。伸びをしたり、外に出たり、または昼寝するのもいいですね。目だけではなく、体を休めることも考えてください。
7. 症状が悪化する前に、定期的に目の検査を受けてましょう。進行が早い場合もあるので、目に少しでも異変を感じたら眼科を受診しましょう。
8. まばたきを増やし、意識的にまばたきをするようにしましょう。
9. ライトの位置をかえたり、コンピュータ用メガネの着用は必須です。
いかがでしたでしょうか?
スマホ等の電子機器を使用することは以外にもリスクを伴っているのです。
どんなリスクが潜んでいるかを知るだけでも今後の行動は変わってくるでしょう。
コチラの記事では疲れ目とはという根本的なものから疲れ目の対策まで全容を記載しております。ご覧ください。