腰痛改善のツボを詳しく解説。
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忙しい日が続くと腰にくること、ありませんか?
身体の中心にある腰は内蔵も近く、上半身と下半身を支え、
身体中のあらゆる部分からの疲労が及びます。
坐骨神経という大きな神経が通っている部位でもあり、
腰そのものだけでなく、消化器系や婦人科系の内蔵、
また自律神経に深く影響があるとも言われています。
一言に「腰痛」といっても、様々な原因が考えられるのです。
腰痛にお悩みの方に、今日は腰にある大事なツボを一部ご紹介します!
ちょっとだけお仕事や家事をひと休みして、
一緒に腰に手をあてて、ツボを探してみてください。
1. 腰陽関(こしようかん)
★腰骨の高さ(大体ベルトの高さ)にある背骨のくぼみ。
腰骨のきわに親指をあて、そのまま背骨にスライドさせた時にあたるくぼみ。
骨盤のゆがみ、腰痛、消化不良、坐骨神経痛に効果があるといわれています。
親指で気持ち良い程度にゆっくり押してください。
覚えやすく、こっそり押しやすい位置にあるツボですね。
骨盤のゆがみは、腰痛はもちろん肩凝りや頭痛など様々な不調にも繋がります。是非覚えておきたいツボのひとつです。
2. ウエストラインの3つのツボ
ふと疲れた時に、無意識に手が添えられる高さ、ウエストラインにあたる位置には、腰痛に効く3つのツボが並んでいます。
1. 命門(めいもん)
おへその真後ろ、背骨上のくぼみ。
身体のど真ん中にあり、覚えやすいツボですね。
体力向上、足腰のだるさ改善、消化器機能改善に。
疲れた時に1分ほど押すだけで効果がみられます。中指でゆっくり押してください。
2. 腎兪(じんゆ)
★背骨(命門)から左右に指2本分離れた位置。
腎機能、婦人疾患、冷え、足腰のだるさの改善に効果。
また目眩や耳鳴りにも。
腎兪を軽く押してみて痛みがあれば、ぎっくり腰予備軍の可能性があります。
ちょうど腰に手を当てた時、親指がくるあたりにあるツボです。
足を肩幅に開き、腰をゆっくりまわしながら押すと、より効果的です。
3. 志室(ししつ)
★腎兪の更に外側。同じ高さで背骨(命門)から指4本分外側に。
「志」という字が使われているように、全身のエネルギーにつながるツボです。
腰痛、疲労、腎機能、冷えの改善に効果があります。
こちらも疲れた時に親指で気持ち良い程度に押しましょう。
3. 仙骨のツボ群・八りょう穴(はちりょうけつ)
仙骨(せんこつ)とは骨盤の中央にある、手のひらサイズの骨。
お尻の割れ目の少し上、というと分かりやすいでしょうか。
腸骨と背骨をつなぎ、坐骨神経が通っています。
力を抜いて触ってみると、左右4つずつ対称にくぼみがあり、
それが「八りょう穴(はちりょうけつ)」と呼ばれるツボです。
なんとなくそのあたり全体、痛気持ちいいですよね。
骨盤内の血流を良くし、自律神経とも深い関わりがあります。
それぞれのツボの効果を、上から順にご紹介します。
1. 上りょう(じょうりょう)
★左右対称4つずつのツボの、1番上のツボ
生理痛をはじめ、様々な婦人疾患、坐骨神経痛、冷えや痔に効果があります。
2. 次りょう(じりょう)
★上から2番目のツボ
腰全体の血行を促進してくれるツボです。
腰痛、冷え、婦人疾患の改善に効果があります。
3. 中りょう(ちゅうりょう)
★上から3番目のツボ
尾てい骨痛に効果があります。
姿勢が悪い方、また産後の女性でお悩みの方も多いのでは?
その他に腰痛、便秘、婦人疾患、冷えや痔の改善にも。
下りょう(げりょう)
★上から4番目、1番下のツボ
腰全体の血行促進。腰痛、便秘、下痢、泌尿器機能改善。
また男女共に生殖機能の改善に効果があり、妊活中の方は是非覚えておきたいツボです。
女性は妊娠前、妊娠中、出産後にもおすすめ。お灸でも使われるツボです。
あたためることでも効果があります。
◎まとめ
触ってみて、痛いところや気持ち良いところはありましたか?
腰にはあらゆる効果のツボがたくさんあり、また腰痛には様々な原因があります。
どのツボも痛気持ち良いくらいでゆっくり押してください。
ツボを押すことで血行が良くなり、腰があたたまると全身もあたたかくなってきます。
ご紹介したように、
足腰の疲労や、消化器系、婦人科系の疲労も、腰のマッサージで改善できるかもしれません。
腰が元気になると、全身も元気になってきますね。
疲れたときは、おうちでゆっくり、ツボを探しながら押してみてください。
腰痛のストレッチに関する記事はこちらにて解説しております。
気になる方は合わせてご覧下さい。
参考URL一部
https://www.sennenq.co.jp/knowledge/tubo13.html
https://www.premamaplus.com/gold/tsubo/t16/
https://www.idononippon.com/blockcalendar/2013/01/0107.html