脳疲労対策。疲労を溜めないためのヒント。
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忙しさが続いて朝すっきり起きられない、仕事のことが頭から離れなくて疲れる
なんてことありませんか?
子どもの頃に遊んで疲れたときと違って、すぐに疲れもとれないし、
だんだん心が荒んできたりしますよね。
それは身体だけでなく、脳が疲れているからです。
脳のお疲れ、「脳疲労」という言葉が浸透してきました。
この記事では脳疲労を改善して、すっきり新しい明日を迎えるための方法をご紹介します。
きっと心の疲れにも効いてきます!リフレッシュにぜひやってみてください。
脳疲労の症状と原因、その対策まで。
【症状】
脳疲労の症状の一部として、このようなものが挙げられます。
・寝付きが悪い、眠りが浅いなど睡眠の質が悪い
・身体は動かしていないのに、くたびれている
・気分が落ち込んでいる、いらいらする
・頭がうまくまわらない・・・など
誰かに八つ当たりしてしまったり、仕事がうまくいかなかったりすると余計落ち込んでしまいそうですが、
脳疲労をとれば解決できるかも!
また脳は自律神経と深く関係があります。
自律神経の影響で呼吸が浅くなる、血流が悪くなる、体温の調節がうまくいかなくなり身体の不調に繋がってしまいます。
女性ホルモンにも影響が出て、肌つやが悪くなったり、冷えてしまったり。
免疫力が低下するため風邪をひきやすくなります。
【原因】
脳疲労の原因は主に4つ。
1)情報過多
現代は情報社会!スマホに始まりパソコン、テレビ、広告と、私たちは情報に囲まれています。楽しく見ているつもりでも、その間、私たちの脳は情報を一生懸命処理してくれていて、その量が多すぎると疲れてしまいます。
2)ストレスが続く
小さなストレスでも続いていくと、脳の疲労にも繋がっていきます。ストレス解消方法を調べたことはありませんか?今日は、脳疲労の観点からその改善法を探してみましょう。
3)酸素不足
パソコンやスマホの使用で姿勢が悪くなったり、またストレスの影響などで呼吸が浅くなるといわれています。
前述の自律神経の話にもなりますが、脳疲労が酸素不足の原因とも、酸素不足が脳疲労の原因とも、双方から影響があります。
ご自分の呼吸の深さ、意識していますか?
4)睡眠不足
睡眠は脳を休める一番の行為です。
ただこちらも前述の通り、脳疲労で睡眠の質が下がり、負の連鎖。
ただ眠ろうとしてもうまくいかないものです。
【改善方法】
はじめにお伝えしたいのは、
脳の休息には「睡眠」が欠かせないということです。
しかし疲れすぎてよく眠れない、負の連鎖にハマっている方もいらっしゃると思います。
今回は「よく寝る!」以外で、脳疲労の改善方法を3つご紹介します!
お試しの上、睡眠も極力とってくださいね。
1. 視覚情報の遮断
目は「露出した脳」とまでいわれ、眼精疲労は脳疲労ととても深い関わりがあります。
現代は情報過多、という話をしましたが、人間が受け取る情報の80%は視覚から入ってくるものだそうです。
仕事でパソコンを使う、電車ではスマホを見る、雑誌やテレビを見る、誰かの様子を見る・・・確かに、私たちはほとんどの時間、視覚を使っていますよね。
視覚を使ったとき、その後神経を落ち着かせるのには時間がかかります。
眠るまでの数時間はパソコンやスマホなどブルーライトを避けましょう、などといわれるのはそういう理由もあるそうです。
おすすめの方法は
「しばらく目を閉じること」。
これだけで情報のほとんどが遮断され、脳が休息できます。
できるのであれば「目を温めること」!
ホットアイマスクや、蒸しタオルなどを使ったり、出先であれば温かい缶コーヒーをハンカチでくるんだり、もっと何も無いときは自分の手のひらを温めて目にそっとあててみましょう。目の周りの筋肉がゆるみます。
ついでに目のツボのマッサージなどをやるとより効果的です。
耳の上のあたり・側頭部といわれる部位と、首の付け根には、視覚のツボがたくさんあります。
側頭部は両手のひらで包むようにしてぐるぐるまわすようにマッサージ。
首の付け根は、ホットタオルなどであたためると効果的です。
脳疲労改善だけでなく、リラックスと眼精疲労の改善もでき、一石三鳥です!
2. アウトプットをする
ご存知の通り、何かを考えるとき、脳が働いてくれています。
「頭がパンクする」と言いますがその通りで、
考え続けていると脳はとっても疲れてしまいます。
脳だって考えることをたまにはやめたい!
頭に考え事が詰まって重たい!
でも、考えるのをやめられない人だっていますよね。
そんなわけでおすすめの方法2つめは、
「考え事を外に出す」こと。
つまりアウトプットをすることです。
頭の中にあることを紙に書き出すことはとても良い方法だといわれています。
日記も良いし、紙でなくてもスマホのメモにでも効果はあります。
スマホなら帰りの電車の中でもできますね。
自分がどんなことを感じていたり、考えているのか文字化・言語化することは脳の整理になるといわれています。
もちろん、誰かに話をすることもとても良い効果があります。
3. 身体を温めて血流を良くする
疲労というものは、血液やリンパを通って体外に排泄されます。
つまり血流・リンパの流れがとても大事になってくるのですが、疲労・ストレス対策で「軽い運動」が勧められるのはこういった理由もあるのです。
運動をすると血流がよく循環し、血流が良くなるというためです。
運動ももちろんおすすめですが、なかなか時間がとれない方は、
とにかく身体を温めることから始めましょう。
血流を良くすることを意識すること。
お風呂にゆっくり浸かるのもよし、冬はカイロを貼るもよし、身体を冷やさないようにひざ掛けや腹巻きをするも良しです。
作業をしていると身体が凝り固まっているので、ちょっとストレッチなんかも良いですね。
また、「笑うこと」も血液の循環を良くするといわれています。
筋肉の緊張がほぐれ、同時に心の緊張もとけますよね。
大笑いをすれば腹筋も動き、内蔵も動くそうです。
作り笑いでも、脳に「楽しい」と思わせる効果はあるそうなのですが、
寝る前にちょっとお笑いの動画を見てみたり、職場でおもしろい人に話しかけてみたり、
意識的に笑いをとりいれることも、脳疲労の改善には効果があります。
・まとめ
いかがでしたか?
いくつかご紹介してきましたが、
ちょっとした合間の時間でできそうなこともあったのではないでしょうか。
しかし脳の休息に一番良いことはなんと言っても「睡眠」です。
疲れすぎたら、ご紹介した方法をちょっと試していただいて、
何より出来る限り、睡眠をとってくださいね。